EDUCATIONリハビリテーション部の教育体制
理念
緑豊かなこの城南の地を中心に
安心の根を張り
笑顔の花を咲かせ
信頼の実を結ぶ
その方の心に寄り添ったリハビリテーションを提供します
基本方針
- 常に真摯な対応を心掛け、患者さま・ご家族の生き方や価値観を尊重し、退院後の生活や役割をイメージしながら共に決定したゴールに向かって、その方のペースに合わせた個別性のあるリハビリテーションを提供します。
- 常に知識・技術の研鑽に励み、より質の高いリハビリテーションの提供に努めます。
- 他職種との協働・連携を推進し、早期に社会及び生活への復帰ができるように努めます。
- 住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けることができるよう、リハビリテーションを通して患者さまを支え、地域の健康増進に貢献することを目指します。
- 生涯学習を意識し、人として、専門技術を有するプロとして、成長できるよう努めます。
- 医学の進歩や多様化する時代のニーズに対応できるような人材育成に努め、仲間を尊重し切磋琢磨する組織づくりを追求します。
充実の教育体制
目的
まずは社会人として、さらには専門技術を有するプロとして質の高いリハビリテーションを自立(自律)して提供し“信頼され選ばれるセラピスト”を育成する。
また、現状の教育体制で満足することなく、適宜PDCAサイクルを回しながらより充実した教育体制へのブラッシュアップを図れる組織を目指します。
01リハビリテーション部全体での教育介入
当部には70名を越えるリハビリスタッフが在籍しており、30年以上のベテランスタッフなど様々な経験を有するスタッフが在籍しています。新人スタッフには必ずプリセプター(指導者)をつけ、自ら自立してリハビリ業務を遂行し能動的にチームメンバーとしての役割を果たせるように指導していきます。このプリセプターと新人スタッフの実務教育以外にも、教育チームとその他の先輩セラピストが自身の役割や経験の中で培った知識・技術などを元にアドバイスを行うことで、より多くの学びを共有するよう努めています。また、病棟やPT・OT・STの部門など各カテゴリーごとの勉強会や症例報告、OSCE(客観的臨床能力試験)を実施することで、組織全体の底上げを図っています。セラピストとして知識・技術はもちろんですが、社会人としての基礎力を磨くことも大切であると考えています。
新人教育イメージ
セラピストに求める要素
02キャリアラダーの導入及び活用
- 経験年数に応じた目標を設定することで、自身が将来どのように活躍していくかといった具体的なキャリアイメージを明確にしてもらう
- スキルの過不足を把握しやすくなり、客観的な評価を可能にする
03クリニカル・クラークシップ(CCS)の活用
CCSとは
学生が医療チームの一員として実際の診療に参加する実習。「見せて、真似させて、実施させる」体験型学習のこと。
CCS評価表を利用した実務フォロー
CCSで使用する評価表を新人スタッフとプリセプターが1枚ずつ持ち、本人でチェックを行う。新人は実施していない評価や訓練があればプリセプターへ適宜報告し、プリセプターは満遍なく見学・模倣・実施が進捗するようにフォローする。
教育目標に対する新人評価表
04新人評価表を活用した能力把握と現状のプランの見直し
- 9、12、3月に新人評価表を用いた報告会議を実施。
- この会議はプリセプター・教育係・管理職における進捗状況の把握とアドバイスや意見交換の場として設けられている。
- 新人スタッフは事前に自己評価を行いプリセプターに提出し、プリセプターが評価して会議で報告する。
- 会議の内容も踏まえて、プリセプターから新人へフィードバックし、必要性に応じて現状のプランの見直しを行う。