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症状

手足の震え、しびれ、ろれつが回らない、筋肉のやせ、脱力、神経痛など

対象疾患

パーキンソン病、脊髄小脳変性症(SCD)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの診断治療

  • ■ パーキンソン病とは

    パーキンソン病は、英国の医師ジェームズ・パーキンソンにより初めて報告された疾患で、彼の名にちなんで、「パーキンソン病」と呼ばれるようになりました。
    有病率は人口1000人当たりに1人といわれ、70~80歳では100人に1人となります。日本でも、人口の高齢化とともに、その数は増え続けています。

    ■ 症状

    初発症状は、安静時の震え(約70%)が多く、ついで小刻みすり足歩行(12%)、手足のこわばり(10%)、動作緩慢(10%)などが続きます。また発病の数年前から嗅覚が低下するほか、自立神経症状として、便秘、夜間頻尿、顔は脂ぎり、発汗過多あるいは減少、立ちくらみ(起立性低血圧)、手足の冷感などが高頻度に見られます。

    ■ 治療

    パーキンソン病の治療は薬物療法と非薬物療法があります。この中でも、薬物療法とリハビリテーションを組み合わせることが重要で、両輪で治療を進めていきます。

    薬物療法
    • L-DOPA合成
    • ドパミン受容体刺激薬
    非薬物療法
    • 刺激療法(脳深部に電極を挿入した電気刺激)
    • 細胞移植(iPS細胞、ES細胞などを用いたドパミン産生細胞移植)
    • リハビリテーション
    ■ リハビリテーション

    手指の屈伸、首の前後屈・側屈・回旋・回転、肩の運動など、ラジオ体操やテレビ体操で行われているような運動のほか、手すりにつかまって行うスクワットなどを毎日続けることが大切です。この他、

    • 仰臥位での腹筋運動
    • 腹臥位で頭を上げたり、下肢を持ち上げたりする
    • 寝返りの練習
    • 四つん這いで右手と左下肢(この逆も)を上げてバランスの訓練
    • 低い台からの立ち上がり
    • 目や口を強く閉じたり、大きく開いたりする
    • 大きく息を吸い込み長く発声する
    • 散歩
    • プールでの水中歩行

    なども有効です。自分にできそうなものを試しながら、積極的に体を動かしてみてください。

    ■ パーキンソン病と上手に付き合うために知っておきたいこと
    • パーキンソン病はどのような病気か知ることが大切です。
    • 60歳以上であれば誰でも罹る可能性がある病気です。
    • 患者さまの寿命は健常者とほとんど変わりなくなっています。
    • 病気は緩やかに進行しますが、病状に合わせてさまざまな治療法があります。
    • 毎日適度な運動を行うことで症状の進行を抑えます。
    • 日常生活を楽しみ、社会参加を心がけましょう。

担当医表

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医師紹介

  • 名誉院長

    内野 誠
    常勤

    うちの まこと

    専門分野

    脳神経内科

    所属学会・資格など

    日本神経学会 専門医・指導医 / 日本認知症学会 専門医・指導医 / 日本脳卒中学会 専門医 / 日本内科学会 総合内科専門医 / 日本内科学会 認定内科医 / 熊本大学名誉教授

  • 脳神経内科統括部長 / 診療技術部長

    小出 達也
    常勤

    こいで たつや

    専門分野

    脳神経内科

    所属学会・資格など

    日本神経学会 専門医・指導医 / 日本内科学会 総合内科専門医 / 日本内科学会 認定内科医

  • 神経難病センター長 / 脳神経内科部長

    内野 克尚
    常勤

    うちの かつひさ

    専門分野

    脳神経内科

    所属学会・資格など

    日本神経学会 専門医 / 日本内科学会 認定内科医

  • 脳神経内科部長 / リハビリテーション部長

    森 麗
    常勤

    もり あきら

    専門分野

    脳神経内科

    所属学会・資格など

    日本神経学会 専門医・指導医 / 日本脳卒中学会 専門医・指導医 / 日本内科学会 総合内科専門医 / 日本内科学会 認定内科医

  • 脳神経内科医長

    松尾 圭将
    常勤

    まつお よしまさ

    専門分野

    脳神経内科

    所属学会・資格など

    日本内科学会 認定内科医

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