リハビリテーションのご案内




体のうごきや脳のはたらき、心のあり方の回復と、生活の質の向上を目指し、60名を超える専門療法士が、お一人おひとりに寄り添った個別的治療プログラムを提供します。
ご入院患者様は「歩く」、「口から食べる」、「その人らしく生きる」をキーワードに、1日で最大3回※のリハビリテーションを実施します。また必要性に応じて、ご家族にもリハビリテーションサポートや介助方法等をご指導・ご紹介致します。
退院に向けて、当院の関連施設はもとより、近隣の福祉施設や介護保険事業所と連携を図り、住み慣れた地域でその方らしい生活を送れるようにご支援致します。
【主な対象・症状】
- 脳卒中などの脳血管疾患やパーキンソン病などの神経難病によって生じた体のマヒやふるえ、言葉や注意力・記憶力の 低下
- 骨折や加齢に伴う筋肉・関節の痛みや動きにくさ
- 手術や肺炎などの安静に伴う体力の低下
- 食べ物の飲み込みにくさ
- 加齢に伴う記憶力・判断力の低下、ストレスによる精神面の変動
などに対するリハビリテーションを実施しています。
【リハビリテーション項目】
- 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
- 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅰ)
- 摂食機能療法
- 精神科作業療法


理学療法士「歩く」ことの専門職
かけがえのない日常を取り戻すため、安全に歩ける・動ける能力の再獲得を目標に、専門知識を有した理学療法士が最大限のお手伝いを致します。
最新の運動機器を活用しながら全身状態を評価・分析し、無理なく運動を継続できるようにします。また豊かな自然環境のなか、季節のうつろいを感じながら芝生や砂利道、坂道など、ご自宅を想定した歩く練習を行っていきます。


作業療法士「その人らしく生きる」を
支える専門職
手に馴染む食器で朝食を味わう。中庭で季節の草花を育てる。同室の方とグランドゴルフを練習する。時間を忘れ没頭する生活行為すべてを対象に、専門の作業療法士が人生観やその人らしさを大事にしながら心と体のリハビリテーションを提供します。
マヒの改善運動や身辺動作、家事、仕事の練習だけでなく、ご高齢の方には音楽療法や創作活動、昔ながらの生活道具を活用した回想法など、患者様に寄り添いご支援致します。


言語聴覚士「食べる・会話する」ことの
専門職
家族の作った料理を食べたい。長年の友人と話したい。生活で喜びや楽しみを感じる「食べる・会話する」能力を引き出す専門職として、患者様・ご家族の笑顔のために言語聴覚士は日々研鑽に努めています。口や喉の動き、姿勢や食事形態など細部まで丁寧に評価・分析し、発声発語器官の運動や社会生活を営むための表現手段の練習、ご家族への調理指導など様々な側面から援助いたします。また外食も楽しめるように、外出に同行し評価・訓練する支援も実施しております。