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東2病棟:地域包括ケア病棟

急性期病院による手術や集中治療により病状は安定したものの、すぐに退院するには不安のある方や、自宅や施設療養中に入院治療が必要となった方が、治療、看護、リハビリを行うために入院する病棟です。
また、自宅で介護されているご家族(介助者)の介護負担をサポートするために、一時的に患者さまに入院していただく「レスパイト入院」も受け入れております。入院中は比較的落ち着いた療養環境の中で、入院期間60日を上限として、様々な疾患や病態に対して医療、看護・介護、リハビリを提供しています。
患者さまが自宅や施設等の住み慣れた環境に戻ることができるように、日頃のケアから医師、看護師、セラピスト、介護職が相談しながらケアにあたっています。

患者さまの退院に向けて必要な生活環境や介護サービスを整えることができるように、入院早期から医療ソーシャルワーカーが関わり、患者さまやご家族の希望に細やかに対応していきます。必要な時は関係する職種で自宅を訪問し、スムーズに退院できるように環境調整を行います。

常にチーム医療でのカンファレンスを大切にし、情報共有しながら、「患者さまが住み慣れた環境に戻ることができる」をチーム目標として取り組んでいます。

東3病棟:障害者一般病棟

障害者病棟はパーキンソン病や脊髄小脳変性症、多系統萎縮症、筋萎縮性側索硬化症などの神経難病を有する患者さまの入院病棟です。多種多様な症状や障害があるため、治療・リハビリ・看護に対し医療ソーシャルワーカーが細やかに関りを持ち、チーム医療で協働して患者さまの症状や障害のケアに取り組んでいます。

長きにわたって入院と在宅医療を調整しながらの療養が必要となる場合もあります。患者さまやご家族も、様々な病態による症状の変化を体験し不安が大きくなります。症状の進行に合わせて生活動作訓練や言語訓練、摂食嚥下訓練を行い、リハビリテーション・看護・介護の総合的サポートを行うことが重要です。

精神的にも負担が大きいため、患者さまや患者さまを支えるご家族への精神的なケアにも継続的に関わっていくことが求められます。入院前から退院後の支援についての関わりを密に行い、現状のニーズのみならず疾患の進行も見据えたケアを強化し、その人らしく生活していくことができるような支援の充実を図っていきたいと考えます。

東4病棟:回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟は、骨折などの整形外科疾患の手術後の筋力低下や肺炎による機能低下、脳血管疾患による後遺症等、低下した身体機能の回復を目的としたリハビリを中心に行う病棟です。病棟内に広いリハビリスペースが併設されており、療養生活の中心がリハビリになります。リハビリで習得した生活動作を、療養の場でも実践できるように支援していくことが重要です。

活動量が増えると、療養生活でのリスクも多く発生します。機能回復をはかりながら、安全な療養環境を整えることが大きなケアの課題です。日々の生活で少しずつ自信をつけながら、自宅へ退院することを目指します。

退院前カンファレンスでは患者さまやご家族も参加いただき、関係する職種と患者さまの現状と課題を共有し、退院に向けての必要な準備について話し合います。また必要時は退院前訪問を行い、住環境の整備や必要な支援体制をお手伝いします。
患者さまやご家族が安心して住み慣れた生活に戻っていけることが、私たちの目標です。

南2・南3病棟:精神科病棟

当院には、2つの精神科入院病棟があります。開放感のある明るい病棟で、患者さまの行動を制限しない構造となっており、医師、看護師、セラピスト、精神保健福祉士、介護職がそれぞれ専門的視点を持ち、チーム医療によるケアの提供にあたっています。

南2病棟

南2病棟は認知症、統合失調症、感情障害などの精神疾患を有している方が、消化器疾患や心疾患、呼吸器疾患などの身体的な合併症を併発された際に、精神疾患の安定を図りながら身体疾患の治療とケアを行う病棟です。主に身体的疾患で急性期の治療を終えた後の回復期の管理、精神科単科の病院から身体的治療やリハビリを目的として当院に転院された患者さまが入院されています。精神科医師と疾患に応じた専門医師のダブル主治医制により、細やかな疾患管理とケアを強みとしています。

南3病棟

南3病棟は精神科疾患の中でも、主に認知症の患者さまの治療とケアを行っています。精神疾患の急性期の専門的治療を必要とする患者さまのために、安全な療養環境を整備した4床の隔離室を有しています。進行する認知症の患者さまに薬物療法やリハビリを行い、BPSD(精神症状や問題行動)に対する緩和や改善に取り組んでいます。また精神的安定を図るため、患者さまの行動を安全に見守る個別対応のケアを実践しています。

特に認知症の患者さまが集団療養生活の中で交流し、お互いを癒し合う馴染みの関係性づくりがもたらすコミュニティの成果に注目し、患者さまの安心感や安全を守りながら、本人らしく療養できるように行動制限をしない療養環境づくりをサポートしています。
精神疾患を有する患者さまの疾患背景や療養環境は年々厳しく変化しています。患者さまへの最適なケアを継続し、ご家族へのサポートにも配慮し、精神疾患を有する患者さまの様々な症状に合わせて、安全で安楽な療養環境の提供に努めていきたいと思います。

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